理事長の想い

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~次世代をつくる子どもたちに「自然」と「自由」を~

公園や庭などをつくる造園という仕事に携わり、その中で娘達が産まれたことをきっかけに、子ども達が自然に触れて自由に遊べる場所が本当に減ってきている事を痛感しました。木登りができる場所もなければ、ザリガニやメダカをとる場所もない、あれはダメこれもダメと規制ばかりで、遊べるものは大人のルールでつくられた物ばかり。汚れて帰れば怒られて、そんな環境では子どもは自然の事を好きにはなれないし愛着も湧かない、そもそも外で遊びたいと思わないだろう、これではテレビゲームの時間が長くなるのも当然です。

でもこれは、今までの大人がつくりだしてきた世界であり、「このままではいけない」と全身で思いました。そこで直感的に、「子ども達はやはり外で自然に触れて遊ばなければならない」だから「そのような場所を取り戻したい」「そしてそれを大人が笑顔で見守る理解を広めたい」と思い、それがこれから私達大人がやらなければならないとても大切なことだろうと強く感じました。

そしてその価値をたくさんの人に理解してもらうためにはどうしたらよいのだろうかと考えました。その答えがドイツ研修や、人との出会いの中で巡り会った「森のようちえん」だったのです。

開園するにあたり会社でやればいいのではないかという話もありましたが、私はNPO法人で行う事でよりたくさんの人の眼につく機会が生まれると考えました。また、世の中の人に森のようちえんの話を広め理解をして頂く時に、一造園会社の人間が「自然体験は子ども達に重要ですよ」と伝えるよりも、より社会の中で中立なNPO法人の立場でこの大切な事を話した方が多くの方に理解をしてもらえるのではないかと考えたからです。よく人に「NPOと会社の仕事の割合は?」と聞かれますが、私は「両方一体です」と答えています。 本来会社は社会の「公器」、世の中の為にある。でもそう考えていない人もいると思います、だから理解してもらいやすいNPO法人で行っています。

2013年度からは、Akiha里山子育て支援センター 森のいえの開設、Akiha森のしょうがっこうも開校し、0才から9才までの「つ」のつく年齢期の子どもたちを自然の中で育む3つの事業を柱として運営しています。目的は一緒、「子ども達が自然に触れて自由に遊べる環境(場所と時間と眼)を取り戻したい、創り出したい」ということです。私達NPO法人は、子どもたちの希望ある未来を創造し、自然と共生する持続可能な社会づくりの一助となっていきます。

アキハロハスアクション 理事長 原 淳一